THE BLUE CAMP

MESSAGE

魚が日本の食卓から
消える
未来を
想像してみてください

私たちの食文化は、豊かな海の恵みに支えられて発展してきました。和食はもちろん、日本ではどんな料理ジャンルであっても水産物は重要食材。日常的に食べる魚種も数多く、家庭の食卓でもレストランでも、多様な魚介料理が楽しまれてきました。

しかし、そんな私たちの海は今、危機的な状況に直面しています。

過去40年近くにわたり、日本の海の生産量は減少の一途。
豊かな海を取り戻すため、国は環境再生の取り組みとともに、今後は水産資源(魚介類)を科学的な根拠に基づき、管理をしながら漁獲していくとした大きな方針転換を、2020年に打ち出しました。

我が国の漁業生産量の推移表

サプライチェーン全体が
なめらかに繋がる必要性

しかしこうした海の窮状について、多くの人は知りません。

水産改革が一部ですでに始まっていること、その現状、そしてなぜ必要なのかに関しても、ほとんど知られていないのが実情です。

その背景には、複雑な流通システムのなかで生産地と消費地の心の距離が離れ、海のリアルな様子が伝わらないことがあるのでしょう。
表面的に変化が見えづらい海の問題は他人事になりがちです。

でも実際は、海の危機は魚を食べる人みんなの「自分ごと」。漁業現場のチャレンジを、その先に連なる流通、小売、レストラン、消費者といったサプライチェーン=社会全体で共有し、問題に真剣に取り組まなければ、私たちの未来の食卓から本当に魚が消えるかもしれません。

未来を担う皆さんと、
100年先の豊かな海を
つくりたい

本企画は、興味対象もバックグラウンドも多種多様な若者がチームを組み、さまざまな学びをベースに自分たちが考えるサステナブルなシーフードレストランを、春季に企画・運営する約4ヶ月半間のプロジェクトです。

主催は海の未来を考えるトップシェフチーム、『Chefs for the Blue』。2017年よりイベントやプロジェクトを通じて、水産物の持続可能な生産・消費スタイルへの移行を社会に訴えてきました。

レストランは、生産者、流通事業者、消費者のそれぞれとダイレクトにつながることができる、つまりサプライチェーンの輪が小さく完結する特別な場所です。そして、さまざまな発信ができる「メディア」としての機能も持ち合わせています。
ここでの研修や、トップシェフをはじめとする多様な食のプロフェッショナルたちとの4ヶ月半間の学びと実践は、多くの若者にとって生涯の得難い経験となるはずです。

近い将来に社会のさまざまな場所へと羽ばたいていく彼ら彼女らが、ここで得た海の学びや体験を思考の一助として、またここで得たネットワークを大切に、さまざまな角度から、自分なりの海と食の課題解決を目指してほしい。そう心から願っています。

未来の海と食のチェンジメーカーたちの
応募を、お待ちしています。